めでぃかるとる 編集後記
三原一郎
2004年4月
三原一郎
2004年4月
4月といえば、出発の月ですね。入学式や入社式、新しい門出に胸高鳴り、心躍る季節です。また、草花も一斉に色付き、文字通り、出発に花を添えているようです。
当地区医師会の執行部も、斎藤会長のもと、新体制でスタートしました。今年度は、介護老人保健施設建設という、極めて大きなプロジェクトを抱えております。関係者にとっては、多忙な一年になるかとは思いますが、すばらしい施設の完成を心待ちにしたいと思います。
さて、本年度から、医師会活性化委員会が創設されます。これは、先の中期的将来構想委員会で提案されたものです。当地区医師会は、多くの事業を展開し、極めて活発な組織ではあります。しかし一方では、医師会運営に積極的な執行部と、それに対してあまり関心を示さない会員とに、二極化しつつあるのが現状ではないかと思います。無関心層が増えることは、組織の弱体化を招くばかりでなく、巨大化した会社組織を、今後とも健全に運営していかなければならない医師会にとって、将来に不安を残すことにもなります。早急な対策が必要と思います。
本委員会には、どのようにしたらより多くの会員に、医師会を理解し、その活動に参加してもらえるのか、役員や委員などポストの分散化、危機感の共有、ITの日常化、ふれあいの場やイベントの提供などのテーマについて、対策を検討して頂きたいと考えております。委員会の提言が、より活性化された医師会へ、そして、より質の高い地域医療へと貢献することを期待しております。