テレビクリニックに出演して
昨年の末の学術広報委員会で、本年度のTV クリニックはNet4Uの広報をしようということに決まりました。そうしたら、偶然にも同じ７月にNHK総合テレビの「難問解決！ご近所の底力」で、当地区のIT化の取り組みを紹介してもらえることになりました。また、６月には秋山氏にNet4Uのレポート記事をインターネットで紹介してもらえるという幸運もありました。Net4Uを一般の人に知ってもらう良い機会ですので、NHKの放映に合わせて、ポスターやリーフレットを作成し、各所に配布したところです。今月はまさにNet4U広報強化月間の感があります。
さて、本題のTV クリニックですが、この番組ではディレクターが取材の上、台本を作成してくれます。しかし、今回の場合、作ってくれた台本では、Net4Uを理解してはもらえそうもなく、私なりにアレンジしてのリハーサルとなりました。とはいっても、原稿なしのアドリブです。ところが、これが大幅に時間をオーバーしたため、フリップを一枚分急遽カットしての本番と相成りました。生放送なので、ディレクターは内容よりも時間の方が心配だったようです。私は、時間なんて知る由もなく、気にせず解説していましたが、なんとか20秒オーバーで終えることができました。今になって思えば、ハラハラしていたスタッフには、ホッとした一瞬だったのかも知れません。
Net4Uのしくみやその利点を７分という短い時間の中で一般の人に理解してもらえるよう、私自身で多少工夫をしました。例えば、電子カルテということばは一切使わず、患者さんのホームページという表現としました。また、患者さんが関心をもてるよう、複数の医療機関に受診する場合、診療情報が正確に伝わっていれば安心ですよね、というイントロとしてみました。また、安心、安全というキーワードを多用し、患者さんにとって利点が多いしくみであることを強調しました。
今回の番組、一般の人にどれだけ理解してもらえたか、自信はありませんが、電子的ネットワークを用いた医療連携という当地区医師会の先駆的な取り組みの一助になれば本望と考えています。