一種の皮膚の老化現象で高齢者に多い良性の皮膚腫瘍で老人性疣贅ともいわれています。５０歳台に出現することが多いのですが、３０〜４０歳台にも出現することもあり、年齢とともに増加します。

顔面 ・ 頭部 ・ 頚部 ・ 体幹に多く出現しますが、上肢伸側にも多いです。

指頭大の淡褐色〜黒褐色の平ら〜半球状に盛りあがった腫瘍で年齢とともに大きくなっていく場合があります。

良性の腫瘍で悪性化することはないので、気にならなければそのまま様子をみてもらってもかまいません。服にすれて痛みを伴ったり、邪魔になったりするとき当院では下記のような方法で治療します

 ・ 液体窒素

液体窒素による冷凍療法で皮膚を凍らせてとります。１週間に１度、２〜３回の治療が必要です

 ・ 薄削術（シェーブ）

腫瘍の周りに部分麻酔をして皮膚の表面をそぎ取るようにして切除します。

当日は多少出血することがありますが、翌日からは防水の絆創膏で処置するので入浴することもできます。

１週間前後の通院が必要です。