むしさされ(虫刺症)
虫刺されはその人の体質により赤くなるだけですぐに治ったり、過敏に反応し大きな水疱ができたり症状が様々です。また下の表のように虫の種類によって刺される部位や症状がちがいます。
種類 | 好発部位 | 症 状 | 好発時期 |
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イエダニ | 下腹部・大腿・上腕など皮膚のやわらかいところに多く, 下着に覆われているところも刺されるのが特徴 |
こまかい発疹が散在し、かゆみがある | 主に5〜9月に発症 7・8月が最も多い |
猫 の み | おもに四肢。 膝から下・肘から先が多く刺されるのが特徴 | かゆみの強い発疹がでる。炎症が強いと水疱になることもある。 | 夏に多い |
蚊 | 顔面・頸部 ・ 四肢など衣服に覆われていないところ | あかくはれるように発疹ができる(膨疹)かゆみが強く水疱になることがある。 | 春〜秋にかけて発症し7 ・ 8月が最も多い |
ブ ヨ | 顔面・頸部 ・ 四肢などの衣服に覆われていないところ | 強い痛みと灼熱感があり、広範囲に赤く腫れあがる。炎症が強いと潰瘍になることがある。 | 春〜初夏の小川や渓流付近に多い |
ハ チ | 頭 ・ 顔面 ・ 頸部 ・ 四肢に多い | 強い痛みと灼熱感があり、広範囲に赤く腫れあがる。炎症が強いと潰瘍になることがある。 | 春〜秋にかけて発症し 7 ・ 8月が最も多い |
ク ラ ゲ | 通常は海水着から出ている部位に多いが,クラゲの種類によっては海水着の中に好発するものもある | 刺された直後に痛みがあり、その後線状に赤くはれる。通常数時間〜数日で消えるが一週間後に再燃することがある。 | 8〜9月 朝と夕方が多い |
●治 療 は
●注意すること
ステロイド外用剤などで皮膚の炎症を抑え,かゆみをとめます。かゆみが強いときは抗アレルギー剤やステロイドの内服薬を併用し炎症とかゆみを抑えます
・ 患部をかかないこと! かくと炎症がおさまりにくく、かゆみもとれにくくなります。かゆみが強いときは冷たいタオルなどで冷やして下さい。 ・ 虫刺されをかいてもまわりに広がることはありません。発疹が増えているなら虫に刺され続けているということです。 ・ 治療のほかにも虫に刺されないような工夫をして下さい。 (長袖を着る ・ 虫除けスプレーの使用 ・ 家やペットについた虫の駆除など)