みずぼうそう(水痘)
●みずぼうそうとは
水痘―帯状疱疹ウィルスの感染症です。●症 状 は
空気中に散っているウィルスを吸入することで感染し、2〜3週間の潜伏期間の後に発症します。一度感染すると免役(ウィルスに対抗する働き)ができるため、ほとんどの人は一生に一度しかかかりません。
軽い発熱 ・ 倦怠感 ・ 悪寒 ・ 不機嫌などのあとに赤い発疹がでます。この発疹はその日のうちに水疱になり、2〜3日の間に被髪頭部を含む全身皮膚、口腔内、陰部粘膜など全身に多発します。水疱は1週間くらいですべてかさぶたになり、それが取れて治っていきます。発疹の数 ・ かゆみ ・ 発熱などの症状はかなり個人差があります。●治 療 は
1週間〜10日くらいで自然に治るので、症状が軽い(発疹が少ない)場合は治療の必要ありません。症状が強いときは抗ウイルス剤(ウィルスの活動を抑える内服薬)、フェノール・亜鉛華リニメント(かゆみを抑える外用薬)などをつかいます。●そ の 他
・ 熱がなければ入浴してもかまいませんが、ゴシゴシこすらないようにして下さい。
・ 学校・幼稚園などには必ず連絡してください。伝染力がなくなるまで(水疱がすべてかさぶたになるまで)は休むことになっています。
・ 口の中に発疹がでると口内炎と同じで、痛かったり食べ物がしみるため食欲がなくなることもあります。
・ 発疹の痕は徐々にうすくなりほとんどわからなくなりますが、かなり時間がかかります。