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たんじゅんほうしん(単純疱疹)


●単純疱疹とは
原因は単純疱疹(ヘルペス)ウイルスというウィルスです。単純疱疹ウィルスは小児期に皮膚や粘膜を介して感染し、皮膚の奥にある神経節とよばれる組織の細胞内に潜んでしまうと考えられています。このウィルスが何らかのきっかけで活性化し神経を伝わって皮膚にでてきて水疱を主体とした皮膚病変をつくってしまうのが単純疱疹という病気なのです。
●症状と経過
よくできる場所は、口唇や口の周り、外陰部、殿部などですが、これら以外の場所にできることもまれにあります。当初、軽いかゆみや違和感がありそのあと小さい水疱が数個でき、びらん、かさぶたとなり10日から2週間で自然に治っていくというのが普通の経過です。
●再発の誘因は
単純疱疹はしばし再発を繰り返します。再発の誘因としてストレス・発熱・過労・日焼けなどが挙げられます。
●治療は
治療は抗ウイルス剤の外用「ゾビラックス」「アラセナA」あるいは内服薬が最も有効ですが、保険の制約により外用か内服どちらかでの治療になります。治療することで治癒期間を短縮できますが、残念ながら再発を防止することはできません。
●伝染性は
ほとんどの単純疱疹はウィルスが外から皮膚に感染するのではなく、 からだの中にあるウイルスが原因で発症します。したがって、人へうつることはまれです。しかし、ウィルスに対する抵抗力(抗体)をもっていない乳幼児やアトピー皮膚炎患者などの湿疹病変へは感染する可能性がありますので、皮疹ができている間は、口移しや接吻などの直接接触は避けたほうがよいでしょう。
●カポジー水痘様発疹症とは
単純疱疹ウィルスが、からだの広い範囲に感染してしまった病気です。とくに、アトピ−性皮膚炎など湿疹ができている部位では、掻くこともありウィルスが広がりやすいと考えられています。ときに、熱などの全身症状を伴うこともありますが、抗ウイルス剤の内服あるいは点滴で1週間程で治っていきます。
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