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けむしひふえん(毛虫皮膚炎)
毛虫皮膚炎は毛虫あるいは毒蛾の毒毛が皮膚に刺さることで発症し、初夏から秋にかけて多くみられます。毛虫に直接触れた場合だけでなく、毒毛が付着した衣類を着たり、風で飛ばされてきた毒毛によって発症することもあります。
●原因となる毛虫とそれらが多く存在する木
・ 毒蛾の幼虫:さくら・りんご・バラ・柿などの木
・ チャドク蛾の幼虫:椿・さざんかなどの庭木
・ 毛虫:2.5cm位の体長で黒に白い毒毛
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●症状は
比較的大きな赤いぶつぶつが、毒毛の刺さった部位に一致して(上肢、頸部に多い)生じ、強いかゆみを伴います。掻くことで毒毛が拡散し、広い範囲にわたって皮疹がみられることもあります。
●治療は
ステロイドの外用を1日2〜3回塗ることで、普通、3〜4日で痒みやぶつぶつは改善します。(注意:外用剤は全体に広く塗るのではなくぶつぶつのある部分だけ、すり込むようにうすく塗って下さい。)
かゆみが強い場合は抗アレルギー剤(かゆみ止め)やステロイドの内服もいっしょに使うこともあります。
●注意すること
・ | 皮膚に毒毛が付いた時は、こすらずにシャワーや流水で早めに洗い流します
| ・ | 入浴してもかまいませんが、あまり温まりすぎるとかゆみが増す場合があります。
| ・ | かゆみが強い場合はぬらしたタオルで冷やすことで、痒みを和らげることができます。
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